以前、取材させて頂いた、高島平七丁目町会さんの記事を読んで頂き、町会の方たちをはじめ、地域の大勢の人たちの努力によって、夏祭りが開催されていることを知っていただいて、楽しい夏の一時を過してください。
 ○町会のお祭りの目的や趣旨などからお聞かせ下さい。
一番の目的は、町会の皆さんの親睦をはかることです。
大人や子どもたちが町会の人たちの顔を覚えるという意味合いもあります。
防犯効果もあるんですよ。
出来るだけ多くの皆さんに町会に入会していただきたいので、町会のＰＲでもあるんですよ。
それと、子どもたちが夏休みに入っていますので、夏休みの楽しみの一つでもあります。
○準備はいつごろから始められるのですか？
実際の準備は７月に入る頃からですが、
年度始めの４月に町会の総会で行事予定を決めます。
高島平地域ではやぐらを使う順番があるのです。
やぐらは地域センターで借りるので、一度に全ての町会で行うわけにはいかないのです。
お金のある町会は、自前で業者に頼んでやぐらを組みますが、うちのような小さな町会では予算的に無理なので地域センターで借ります。
高島平の地域センターはやぐらを４つ持っています。
 ○実際のちょうちんややぐらの準備はどうですか？
開催日の２日前ぐらいから、自分たちでやぐらを組み、ちょうちんをぶら下げ、テントを張ります。
年寄りが増えてきたので力仕事や高い所は大変だったのですが、
最近は若い人たちが積極的に参加してくれるようになってきたんです。
おかげで力仕事や高いところの作業など助かっています。
○若い人たちがですか？面白い現象ですね。
そうなんです。他の地域や町会では分かりませんが、うちの町会では若い人たちも参加・協力しています。
○費用は町会費で賄うんですよね。予算的に苦しいんじゃないですか？
そうなんです。町会費だけでは盆踊りは出来ないので、寄付金で賄っています。
無理強いはしないのですが、多くの方が寄付をしてくれますので、やっていけています。
寄付金がなければ行うのは無理ですね。
殆んどの町会がそうだと思いますよ。
 ○こちらの町会の屋台は業者さんがやっているようですが、自分たちでやる町会もありますよね。
町会によっては自分たちでやっているところも有りますが、うちの場合は、屋台に人手をとられると踊り手がいなくなるので業者さんに頼んでいます。
お祭りに屋台はつき物ですから、屋台が無いと盛り上がらないし、
子どもたちも楽しみにしていますし。
警備や交通整理なども自分たちで行っていますので、小さな町会では一人数役をこなさないと出来ないですね。
事故も怪我もトラブルもなく、楽しい時間を過ごしてもらえることが一番です。
○近所から騒音などの苦情など有りませんか？
時々うるさいとか言われる事はありますが、事前に案内をしていますし、皆さん協力的なのでトラブル等はほとんどありません。
時間も７時から９時までの２時間ですから、２日間は我慢して下さい。
一緒に楽しんでいただくのが一番いいですよね。
 ○踊りや太鼓などもやはり町会の人たちだけですか？
好きな人は隣の町会などからも踊りに来ています。
こちらで招待して、踊りに来ていただくこともあります。
踊り手が多い方が賑わいますしね。
太鼓もたたきたい人がいるんですよ、太鼓をたたく為に盆踊りを渡り歩いている人もいるようですよ。
そのような人にも、踊ったり、たたいたりしてもらって楽しんでもらっています。
楽しむことが一番です。
○祭りの後の片付けが大変ですが事故や怪我のないようにしてください。
ありがとございました。
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