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板橋な人
水出雅士さん

写真で板橋のイメージを変えていくことが出来ると思うんです。


街の写真屋さんをやりながら、写真クラブを主宰している水出さんに、写真の楽しさや面白さ、写真クラブ「風」の話をお伺いしました。
水出雅士さん
水出雅士さん


50年余り経ちますが、ずっと板橋でこの仕事一筋です。

○写真の世界に入られたのは、どのようなことがきっかけだったのですか?
もともと写真にはあまり興味が無かったのですが、 今一緒に店をやっている小川てつおと仕事の関係で知り合いまして、 「やりたい事をやりたいね。」ということで、一緒に店を始めたのが、この世界に入るきっかけです。もう20数年になります。 私は、幸町で生まれたのですが、父の転勤等で大山を離れたのです。 ところが、また大山に戻ってきました。 大山とは離れられない因縁があるんですかね? 今は埼玉に住んでいて、毎日東上線に乗って大山に通っています。

○写真が特別好きだったわけではないんですね。
美術関係のものは好きだったんです。 店をやっているうちに、だんだん写真の世界にめりこんで来て、写真グラブなどもやるようになりました。

○写真の楽しさ、面白さとはどのようなところですか?
自分の意図している構図などの部分に、数パーセントの偶然なんかが入って、面白い物が生まれる。 そういうところが楽しいですよね。 写真の魅力でもありますし、面白いですね。 その人の個性も表われて本当に面白いですよ。 特にフィルムの写真は、現像してプリントするまで、どのように写っているか分からないですよね。 そのドキドキ感、期待感も楽しみの一つです。

見せ方、写真の選択のしかたは他のクラブとは違うと思いますよ。

○写真クラブを始めたのはいつごろからですか?
1997年からですから10年以上になります。 写真クラブの名前は、写真クラブ 写友「風」といいます。 普通の写真クラブのようなものは最初からやりたくなかったし、一つ上のところを目指したいと思っていました。 日本カメラやアサヒカメラのコンテストなど全国的なコンテストに最初の年から挑戦していきました。 最初の4〜5年の間に、メンバーの5人が年間最優秀賞をもらいました。 全国の中での最優秀賞ですからすごいですね。

○メンバーは何人ぐらいいますか?
現在は50人ほどですが、一番多いときで90名ほどいました。 だんだん高齢化していっています。(笑い)

○「風」はどのような活動をしているのですか?
殆んど、半分以上の方が現役をリタイヤされた方達ですので、2週間に1度ぐらいの割合で、歩け歩け運動ではないのですが、色々なところに出かけて、歩いては撮ってを繰り返しています。 撮るだけだと、見てもらうということが必要になってくるので、毎年写真展を行っています。 ここ数年は成増のアートギャラリーで写真展をやっています。 見せるという事に主題をおいているので、色々と工夫を凝らしています。 見せ方、写真の選択のしかたは他のクラブとは違うと思いますよ。

店の近くに、やまぐちヨウジ(板橋な人で紹介しています)というマルチな才能をもった方がいらして、色々と協力してもらっています。 平均年齢が60代なんですが、まだまだパワーがあるんだぞというところを見せたいですね。 今回もそうですが、著名な写真評論家の方などに来ていただいて批評していただきます。 評価されることによって、一つ上を目指せるんです。 皆さんごく普通の人なんですよ。

○プロとアマチュアの違いはどのようなところだとお思いですか?
写真にプロとアマの違いは無いと思います。 プロは頼まれた仕事が7〜8割を占めているとうい人もいます。 それを生業としている人がプロですかね。

○水出さんも写真を撮られるのですか?
一応撮りますけど、メンバーのおじちゃん・おばちゃんたちには毎回驚かされます。 同じ所に行って、撮る人が違うと、思ってもみなかった写真が出来上がってくるんです。 こんな撮り方があるのか!こんな構図があるのか!・・・すごいですよ。 上手い下手、老若男女は、全く関係ないですね。 最高年齢は82歳の方です。

写真で板橋のイメージを変えていくことが出来ると思うんです。

○クラブの紹介をお願いします。
規約等はありません。 一つだけある約束事は、カメラの自慢をしない事だけです。 入会金は無料、年会費が3千円です。 どなたでも入会できます。 カメラも、デジタル、インスタント、一眼レフ何でもOKです。 年間20回程度撮影に出かけます。参加不参加は自由です。 会費は殆んど通信費です。 次回の展覧会は2月20日から成増アートギャラリーで行います。
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「個展という名のグループ展」
オジさんもオバさんも大暴れもうメチャクチャ
2009年2月20日(金)〜2月22日(日) 
会場 板橋区立成増アートギャラリー
2月21日(土)17時より写真研究家鳥原学さんによる作品講評会があります。
A0からキャビネまで大小300枚の写真がお迎えいたします。
来場お待ちしております。
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○今後の活動はどのようなことを考えていますか?
路上観察とフィルムカメラを楽しむ会 「びりー・だ・きっと」というクラブを発足させました。 サニースタジオの写真教室「ゼロからの写真教室」の卒業生によって昨年つくられたクラブで、 写真も楽しいけど路上観察も楽しい「二つ」の楽しさを統合したクラブです。 板橋再発見じゃないですが、板橋の路地を歩いてみるのもいいですね。 これから企画していきます。 そのような写真展も面白いですよね。

○最後に恒例の板橋区民のかたにひと言お願いします。
高齢化の時代になって、60代、70代になっても皆さん元気なんですね。 写真展にも多くのお年寄りが来てくださいます。 写真に興味があるんですね。写真を撮っている方も多いと思うんです。 そのような人たちのためにも、もっと身近なところにギャラリーのようなものがあってもいいと思うんです。 板橋は光学系の企業も多いし、日本で最初のフィルムは板橋で作られました。 そういう意味では写真の発祥地と言ってもいいぐらいです。 写真クラブが沢山あってもおかしくないと思うんです。 写真で板橋のイメージを変えていくことが出来ると思うんです。 一緒に写真を楽しみましょう。

○ありがとうございました。

プロフィール

・サニースタジオ
〒1730024
東京都板橋区大山金井町38−9
電話:03−3554−8753
営業時間:9:00〜20:00
定休日:土・日・祝日
アクセス:東武東上線「大山」駅
東口徒歩1分
ホームページ

・写友「風」事務局
サニースタジオ内 水出まで


 


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