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板橋な人
嶌峰和美さん

私のような年代が橋渡し役にならないといけないような気がします。


世の中密かな折り紙ブームです。子どもからおじいちゃんおばあちゃんまで年齢性別関係なく楽しめる折り紙を、大山地区を中心に折り紙を教えている須藤照美さんに、折り紙の楽しさや素晴らしさをお聞きしました。
須藤照美さん
須藤照美さん


上手い下手関係なくその人の個性が現れてくるんです。

○折り紙を始められたのは、また教えるようになられたのはいつごろからですか?
昔から好きで、子育て中に子どもと一緒に折ってその折ったものを一年間貯めていて、七夕のときに飾っていたんです、そうこうしているうちに他の子どもたちも自然に集まって一緒に折ったりはしていたんです。
折り紙をもっと勉強したいと思ったのは、近所に、リューマチのリハビリを兼ねて折り紙をしている87歳のおじいちゃんがいまして、その作品を見せていただいてものすごく感動したんです。
子育てが終わって、月1回おじいちゃんに教わりながら、日本折り紙教会を知り、会員になり講師の資格をとってサークル活動などをやっていました。あるとき私の作品を見た方が教わりたいと遠くから来てくださったんですね。それが教えることの始まりのような気がします。
私の作品は創作ではないので、会員の方の作品や伝承のものなどをうまく活用しているのですが、それをアレンジしたり、難しい折などを工夫して指導に下ろしています。
作品を作る、表現することの楽しさを知りまして、現在に至っています。

○折り紙の楽しさや魅力はどのようなところですか?
折り紙の楽しさは、一枚の紙を三角に折ったり、四角に折ったりしながら、発展・展開していくことですかね。
普通の一枚の四角い紙が色々なものに変化していくんですよ。その変化が面白いですし、魅力ですよね。
同じ料理でも、作る人によって見た目や味が違いますよね。
折り紙もそれと同じで、折る人によって違うものになるんですね。上手い下手関係なくその人の個性が現れてくるんです。それがまた楽しいんです。

日本には昔から、たたむ・折りというものが生活の中に入っているんです。お神楽の中にも「折り紙」と言う舞いものもあるんですよ。
先日も子どもが。結婚式があるんだけど、コンビニに買いに行くのも面倒なので祝儀袋を折ってと言われ折ってあげたんです。
ものすごく喜ばれたと言って帰ってきました。心が通じたんですね。嬉しいですよね。

お孫さんに折ってあげるんだといって、元気に通ってらっしゃいます。

○活動場所はどちらのほうですか?
遊座大山商店街、ハッピーロード大山商店街で教室を開いています。
商店街の方たちに協力していただいています。
太鼓もたたいているんですよ。
ハッピーロード大山商店街の文化祭でもたたかせて頂きました。
今日も新座市の方で、たたいて来たばかりです。

色々な所に講師として呼ばれていきますが、ボランティアです。
教室は、場所代、材料費などかかるので一回1,000円ほどいただきますが、利益を目的に開いているわけではないですし、月謝制ではないので好きな時に来ていただいて一緒に楽しんでいただければいいと思っています。
お茶を飲みながら、気楽に楽しく、形に納まらないで自由にやっています。
教えてあげる、という上から目線の対応が嫌いなんですね。

○告知や生徒さんの募集などはどういうふうにしていますか?
積極的には宣伝していないんですよ。
予定表は、遊座大山商店街事務所のほうに貼らしていただいています。
そこに、電話番号を書いていますのでお問合せいただければご案内いたします。
あと、懇意にしてくださっている喫茶店などにチラシを置かせていただいています。
興味があったら自由におこしくださいというスタンスですし、体験は無料で自由ですので、本当に気軽におこしください。

○メンバーは何人ぐらいいるんですか?
「もういいかい」という名前なんですがメンバーは10名ぐらいです。
その時々で5人になったり7人になったり、まちまちです。
高齢の方が多いですね。90歳になるおばあちゃんもいらっしゃるんですよ。
お孫さんに折ってあげるんだといって、元気に通ってらっしゃいます。
来るたびに元気になっていくような気がします。

折り紙をやりたいんですがどうすればいいのですか?という電話をいただくのですが、何処何処でやっていますので気楽におこしくださいというのですが、殆んどの方はいらっしゃらないですね。
年齢に関係なく、始めの一歩を踏み出すことが出来ない方が多いように思われます。

私のような年代が橋渡し役にならないといけないような気がします。

○手話ダンスもやられているとお聞きしましたが、手話ダンスとはどのようなものですか?
手話ダンスとは、聴覚障害を持った方のために、見て理解し、踊って楽しめるようにという発想から作り出された、歌詞のイメージを手話を使って表現する踊りにしたものです。
遊座大山、ハッピーロードなどで行っています。場所が取れれば仲町区民センターでもやっています。
区民まつりにもステージで踊ったんですよ。
電車のなかで手話で話している方を見かけたんです。活き活きと輝いて見えたんですね。
それで手話を勉強したのがきっかけです。
楽しく踊りながら表現しながら、自然と手話が覚えられるんです。英語はしゃべれなくても英語の歌を歌うのと同じような感じです。

○これからの夢や目標などありましたらお聞かせ下さい。
60歳を過ぎたばかりですが、大病を2回やり今も病気を抱えているこんな私でも、まだ世の中に生かされ役に立つことが出来るんではないかと思っています。
出逢いがあり喜びがあります。色々な方と一緒に共生できる生き方をして行きたいと思っています。
私のような年代が橋渡し役にならないといけないような気がします。

○最後に区民の方に一言お願いします。
どんなことにも“始めの一歩”がないと始まりません。
ちょっとだけ勇気を出してその一歩を踏み出してみませんか。

○ありがとうございました。

プロフィール

須藤照美さん

【連絡先】
 電話:3932-8491


 


 

 

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