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板橋な店
パン工房 ブランジェリーケン

味わい深いハード系のパン 本物の味を食卓へ
下赤塚に、今、話題になっているパン屋さんがあります。
パンと言うと、柔らかいものを想像されますが、
この店は、フランスパンをベースとした、固いパンを売りにしています。
店長の田崎健一郎さんに、お話を伺って来ました。

田崎健一郎さん
店長の田崎健一郎さん



とにかく何ヶ月間は、眠れませんでしたね。(笑)
バー

バゲット---下赤塚の地に、パン屋を構えるまでの経緯を教えていただけますか?
以前、代々木で雇われ定員でパン屋をやっていた時にお世話になっていた、粉や食材の業者さんより、
下赤塚に物件があるとお聞きし、
ここにすぐに決めました。

---店長さんは、どのくらいパンの修行をされて来たのですか?
どこからどこまでが修行かは、わからないところですが、
アルバイトから始めて、
伊藤パンという大手のパン屋さんに約3年いて、
代々木で約5年程働いていました。
それと、レストランなどでパンを作っていたのを合わせると、
10年以上になりますね。

---開店にあたり、苦労された事などはありますか?
働きながら、並行して物件を探していましたので、
物件の確認をするのも、仕事をしながらだった事が、結構大変でしたね。
以前の職場が夜勤だったものですから、
夜勤明けに、下赤塚の地域を見て回ったり、
業者さんと打ち合わせをしたり、改装をどこまでやるか、
などを、行っていましたね。
とにかく何ヶ月間は、眠れませんでしたね。(笑)

---逆に、嬉しかった事などはありますか?
インターネットの個人のブログなどで、
思ったよりも早く、お店の知名度が広まった事ですね!
地域性から言ったら、固いパンをメインに扱っていますので、
地元だけでやって行くには辛かったんです。
それでも最初は、地元の雰囲気に合わせて、
それなりの構成のパンを作っていましたね。
実際には、それだからと言って、それほど特色のあるパンが出来たわけでもなく、
店の知名度が一気に上がる程ではなかったんです。
代々木から付いてくれていた、ブログを持たれているファンの方が、
宣伝をして下さって、知名度も上がり、
それから段々と自分らしいパンを作る事が出来るようになりました。店内風景


---お店の雰囲気で、工夫されている点などはあるのでしょうか?

なるべく自動ドアの正面などには、物を置かないようにしている部分と、
厨房とあまり距離感が無いので、店員みんなで接客するようにしています。

---どのようなお客さんが、多く見えられるのでしょうか?
食パンなどは、若い方から年配の方まで、
広範囲の方が買っていかれますが、
ハード系の固いパンは、ヤングミセスの方が、主に買っていかれますね。
30代ぐらいの主婦の方も、とても多く買いに来られていますよ。

食べ物なので、人の喜びが最もダイレクトに表せるものだと思うんです。
バー

ハード系のパン---店長さんの感じる、 パンの面白さとはなんでしょうか?
パンは、生きものなので、
パンに自分を合わせなくちゃいけない部分があるんですね。
そうして、出来上がった時が、一番嬉しいですね。
食べ物なので、人の喜びが最もダイレクトに表せるものだと思うんです。
長い時間をかけて作り、最後はお客様の手元に行き、 食卓に並ぶという事が、
とても大きな喜びですね。

---逆に、難しい点とはどこなのでしょうか?
僕のお店は、「オーバーナイト製法」と言って、前日に生地を仕込むんですね。
その時の気温や湿度の上昇下降と言った天候に、
とても大きく左右されるところが、大変なところですね。

---店長さんの、ゆずれないこだわりとは何でしょう?
それは、粉ですね!
現在、30種類くらいの粉を使い分けています。
そのパンのイメージに合わせて、ヨーロッパ産の粉も使いますし、
雑穀類も使えば、そば粉も使っているんです。
現在も、色々な粉に挑戦したり、ドライフルーツなどにも挑戦しています。
なるべく、生地の上にものを乗せてバリエーションを増やすのではなく、
粉の風味や違いで、パンの種類を増やそうと努めています。

---そこまでパンにのめり込まれたきっかけとは、何だったのでしょう?
人生一度きりですから、思いきりやった方が後悔が無いと思って、
好きなパンに全力投球しているんです!

原点に戻って、粉の味わいを味わえるパンを主張したいなと考えています。
バー

カスクルート---一押しのパンなどはございますか?

200円のカスクルートと言う、フランスパンのサンドイッチですね。
デパート地下の価格帯でしたら、
350円から400円はするものなのですが、
下町の焼きそばパン感覚で出せたらいいなと思って、200円で出しています。
固いパンが色々な人に馴染んでいただけるなら、
サンドイッチと言う切り口もいいかな?
と、思い、赤字覚悟で作っています。
あとは、すぐに売り切れてしまう、玄米食パンなどですね。
下赤塚地域では、玄米食パンが一番売れていると思います。

---固いパンへのそこまでのこだわりは、どこから来るのでしょうか?
僕にアレルギーがありまして、体質的に、マーガリンや卵が体に好ましくないんです。
日本人って、お米の文化で、雑穀物等の味が本来なら分かると思うんです。
乳製品や添加物や香料で味付けしたパンが主流になっているので、
原点に戻って、粉の味わいを味わえるパンを主張したいなと考えています。
健康的にも、とてもいいのでは?と、思っています。

---店長さんの今後の目標や夢などがありましたらお願いします。店長とお店
地域密着をもっと強化して、下赤塚にこの店ありという店に育てば、一番理想的ですね!

---板橋区民に一言メッセージをお願いします。
ちょっと変わったパンですが、気楽に来ていただければ、
気に入ってもらえるものがあると思いますので、よろしくお願いします!

---ありがとうございます!

 



        店外風景

パン工房
BOULANGERIE Ken

(ブランジェリー ケン)

店長 田崎健一郎

〒175-0092
板橋区赤塚2-2-17 
東永地産ビル1F
TEL/FAX 03-5383-2216

地図

価格の一例

●玄米食パン 200円

●フォカッチャ 150円前後

●クロワッサン 150円

●カスクルート 200円

●バケット    180円

●パンプキン  長200円 小120円

●ベルリーナラントンブロンド
1本   1000円
ハーフ   500円
クオーター250円

       


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