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板橋な店
フィールドエクイップメント ジラフ
自転車は遊びの世界 のんびりと遊びの時間や空間を楽しんでもらいたい
お客様の「体格」「好み」「乗り方」などからオーダーメイドで1台ずつ制作している、自転車のプロショップ『フィールドエクイップメント ジラフ』の店長、高津正明さんにお話を伺いました。
高津正明さん
高津正明さん


  自転車は遊びの世界なので、のんびりと遊びの時間や空間を楽しんでもらいたい
バー

○まず開店の経緯からお話ください
サラリーマン時代は、デザイン事務所に勤務していたのですが、その事務所でオリジナルの自転車を制作、販売していたのです。
自転車もいじれるし勉強していたデザインも生かせると、絶好の場所だったんです。
そこでの9年間の勤務で自転車の企画から納品までを勉強させていただきました。

1980年代後半はバブルの絶頂期で日本全体がどんどん伸びてきていたときだったのですが、マウンテンバイクが日本の自転車の流れに入ってきた時期でもあり、より専門的に自転車に取り組みたいと(その勢いに乗って)スポーツ車を中心としたプロショップとして開店しました。
ここ中板橋(弥生町)は生まれて小学校いっぱい住んでいた土地なんです。
1990年ですから18年前になりますが店を始めるにあたって自分の生まれ育った町を選びました。

○ジラフと言う名前ですが、どうしてジラフとつけられたのですか?
子どもの頃見た映像で、夕日のサバンナをゆったりと歩いているキリンのシルエットが強く印象に残っているんです。
自転車は遊びの世界なので、のんびりと遊びの時間や空間を楽しんでもらいたい。
そんな意味合いを込めて、その風景からジラフとつけました。

○ジラフさんのお店の特徴や客層などお聞かせ下さい。
オリジナルブランド「GIRAFFE」はMTB(マウンテンバイク)を中心としたオーダーメイドで乗り手(お客様)の「体格」「好み」「乗り方」などから1台ずつ制作しています。
街乗り、ワンデイツーリング、ワールドツーリング用、小径車(ミニベロ)・・・etc車種も様々です

一方、オリジナルはどうしても高価な物になってしまいますので、メーカー車も扱っています、基本は一緒で乗り手の要求に対して出来るだけ近い物を、オーダー車を作る時と同じ目線で紹介していければいいかなと思っています。
プロから見た本物(適切な物)に乗っていただきたいと心がけています。

客層としては、スポーツ車専門店なのでマニアな方もいらっしゃいます。
ごく地元のお客様は3分の1ぐらいです。自分だけの自転車を作りたいと遠方から来られるお客様も多くいらっしゃいます。
でも最近は「量販店よりは近くで確かな店を探して来た」とか、「HPを見て一緒に走りたい」というご夫婦、中高年、初心者の方々も多くご来店いただいています。

○ツーリングやいろいろなイベントも企画しているようですが?

MTB、ロードなどホビーレースやツーリングなど大きなイベント以外でも、ほとんど毎週末走っています。
内容はライトツーリングから練習会など様々ですし、参加者も様々です。このごろは、女性も増えました。

人気イベントは『路地裏ハンティング』と名付けましたが、オリエンテーリング形式のライトツーリングでここ何年かやってきているんです。
以前は、地元意識は薄く、あまり気にしてなかったのです。
イベントを通じて、「意外に地元って知らないな〜」「意外に楽しいジャン」なんて気づき、年のせいかもしれませんが、もう少し地元を見直さないといけないなと最近思い始めたんです。
地元のお客様たちも同じような感想を持っていて、そうこうしているうちに板橋の観光スポットや、街のちょっとした名店などが気になってきたんですね。
そんなことから生まれたオリジナルのライトツーリング企画なんです。
偶然かもしれませんが、今度が板橋の回なんです(予定は6月)

こがないと進まないところじゃないですか(笑)
バー

○店長にとって自転車とは何ですか?

スポーツを楽しむ為のツール。
仕事の一部分であり、生活の一部分でもあり、趣味でもあるので、自分の一部分として切り離しては考えられないものです。
「好きな事を仕事にする」好きだからこその葛藤も多いですけどね・・・。

○自転車の魅力とは何でしょう?
こがないと進まないところじゃないですか(笑)
自転車は構造がシンプルなので比較的さわりやすく変化が解りやすい、改良のつもりが改悪になっちゃったり、思った以上の成果が出たり自分で触ったものに自分で乗って確認できたり楽しむ事が出来る「mono」なんです。

自転車遊びを大きく分けると二通りあって、乗って楽しむタイプといじって楽しむタイプに分かれます。
乗る人は、サイクリングやツーリングに出たり競技的に乗る事を中心に「より早く」「より快適に」走れるようにいじる。
いじる人はいじるのが中心でプラモデル感覚とでも言いましょうか。できた「mono」を確認するかのように走る。
結局はオーバーラップして遊んでますね〜〜

○値段はどれぐらいからあるのですか?
スポーツとして楽しんでいただく入門用としては8〜10万円ぐらいからですかね。
上を見ればきりが無いですけど。

○スポーツの入門編的にはそう高くは無いですね?
そうですね、スポーツの取っ掛かりとしては、スキーやダイビングの機材をそろえるのとそう大差は無いのですよね。

スキーやダイビングの機材は日常で使えませんが、自転車は日々使えて買い物に使えるから安いかな〜〜(笑)
遊びに行くコスト(旅費、宿泊等々)まで考えたらズーッと安いですよ。

しかしながら、そういう余りにも身近にありすぎるところが、スポーツとして普及しない最大の壁であるんですけどね。
「スポーツ車って何が違うの?どれだけ違うの?」を分かってもらうのが一つの壁なんです。
スーパーのワゴンセールで売っているジョギング風シューズとスポーツブランドのジョギングシューズとでは全く違うものですよね。
さらに、ジョギングシューズで山に行く人はいないし、登山靴でランニングする人もいないようにいろんな車種があります。
スポーツとして道具としての自転車を理解していただくのはその辺ですかね。

生活の一部、ライフスタイルの一部としてとけこんでくれたらいいと思います
バー

○自転車の人気が高まってきているような気がしますが?

エコや省エネ等で、マスコミも含めて話題になってきてはいますが、自転車通勤をしよう、自転車で遊ぼうなど・・・
耳では聞いて眼で見ていたものが、具体的に考えるようになってきた感じで、知識だけでなく行動に移してきたということですかね?
廻りにそのような人が増えてきたことも影響して相乗効果?なんですかね。

板橋地区で言うと荒川がありますよね。私もよく利用していますが、サイクリングロードのような道がありますよね、
海(東京湾)から東松山方面まで行ける快適な環境がありますよね。
これは使わない手は無いですよね。正しく皆で共有して使っていければいいですね。

今年は自転車を乗りたいという方がものすごい勢いで増えています。
荒川で乗ってみたい、主人が乗っているから私も乗ってみたい、通勤で使ってみたいなど、いろいろな方が見えられます。客層もご夫婦やカップル、熟年の方など様々です。

○今後の夢や目標などありましたら。

お客様にはお渡しするときに必ず、遊び方も含めて、ここからが「自転車遊びのスタートですよ」って話をします。
せっかく高価な物を買っていただいたのですから、いかに遊んでいただくかなんです。
生活の一部、ライフスタイルの一部としてとけこんでくれたらいいと思います。
お客様と一緒に遊んでいける環境作りも課題です。
うちを旨く利用していただいて、お客さん自身の自転車ライフに生かしていただければいいなと思っています。

○最後に区民のかたに一言お願いします。
荒川で長い距離を乗るのもよし、見所のある河川や緑道も多く、自転車にとってとてもいい環境がありますので、自転車を使って板橋区でもっと遊びましょう。

○ありがとうございました。





ジラフ

フィールドエクイップメント
ジラフ


【住所】
東京都板橋区弥生町31-6
【TEL】
03-3554-9039
【営業時間】
平日:12時 〜19時、
日曜・祝日:12時 〜18時
【定休日】
水曜日
【URL】
http://www5c.biglobe.ne.jp/
~gira_zt/

【マップ】





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