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HOME >> バックナンバー >> [特集] 板橋のリサイクル

板橋のリサイクル

年を追うごとに冬が暖かくなってきている気がしますよね。
地球温暖化防止が叫ばれている今、板橋区のリサイクルの取り組みを調べてみました。
また、私たちができることを今一度考えてみたいと思います。

板橋区の取り組みを調べてみると

『人と環境が共生する循環型都市 「エコポリス板橋」を実現する』
ことを基本理念として、 資源循環型清掃事業の確立を目指していきます。


板橋区では、こういった理念のもと、様々な活動を行っています。
目指すは、リサイクルを推進して、ごみを減らすということですね。

平成11年12月に「東京都板橋区廃棄物の発生抑制、再利用の促進及び適正な処理に関する条例」が公布されています。

で、面白いことに、平成11年から、ごみの量が確かに減っているんです。


※板橋区の 過去10年間のごみの実績(http://www.city.itabashi.tokyo.jp/recycle/data/d4400.htmlより抜粋)
        
「これは景気の低迷、資源分別回収の普及などが原因と考えられます。」
とサイトにも書いてありますね。

ごみって年々増加していっているものだとばかり思っていたのでちょっとびっくりです。

これをさらに推進していくにあたって、板橋区では今後どのような取り組みを行っていくのでしょうか。
板橋区清掃リサイクル課の課長の片岡尚次さんにお話を伺いました。

清掃リサイクル課長 片岡尚次さんのお話

---板橋区は、リサイクルが盛んな区なのでしょうか?
板橋区は、古紙を中心とした集団回収が盛んで、23区の中でも、
団体数、回収量がダントツで一位なんです。
そういう面では、盛んな区ではあるんじゃないでしょうか?
しかし、他の面では、標準レベルのリサイクル活動ですね。

---清掃リサイクル課さんでは、どういった活動をされているのでしょうか?
平成12年に、清掃事業は、都の事業から区の事業になりました。
それ以降、私どもとしては、区民の方から出される廃棄物の収集運搬と、
古紙・ビン・缶等の収集運搬の中間処理までを、行っております。
清掃事業を円滑に推進していくためには、区民の方々のご理解とご協力が不可欠です。
したがって、ゴミ問題、リサイクルに関するPR活動にも力を入れているところですが、
廃棄物処理業者に対する、処理指導も、行っているんですよ。

---今、板橋で注目されている取り組みなどはありますでしょうか?
四ツ又で行われている、ワインのビンを砕いて加工した、ワインブロックという物を、
歩道の舗装材に使っている取り組みが、注目を浴びていますね。
ワインのビンには、色を付けるためのさまざまな顔料が使われていますから、
なかなか、ビンのリサイクル化が難しかったんですね。
しかし、昨今のワインブームで、ビンが大量に出るようになったものですから、
板橋区が、民間業者とプロジェクトチームを組み、研究を重ね、
ワインブロックに代表されるリサイクル製品の開発に成功しました。
これは、非常に特徴的ですね。
私どもとしても、全国に胸を張れるものなのかな?と、考えています。

---清掃リサイクル課さんが、力を入れて行きたい事柄などがございましたら。
区民の皆様の要望に、出来る限り答えて行きたいと思っております。
分別する種目を、もっと増やして欲しいという声が、かなりあがって来ており、具体的に検討しております。
ペットボトルの回収は、スーパー、コンビニでの店頭回収、公共施設での拠点回収がメインでしたが、本年10月からは全集積所での回収を行いたいと考えております。
また、スーパーの食品などに使われている、トレイの回収も、現在区内にある45ヶ所の公共施設の回収の拠点を拡大しようと試みております。100ヶ所程の所で、トレイを回収するようにしたいと考えています。

---今後、ゴミ出しやリサイクルは、どのように変化していくのでしょうか?
23区の場合、今までプラスチックは不燃ごみで、埋め立てていたんですね。
元々、プラスチックは、燃えるものですので、
埋立地の延命化も考慮いたしまして、リサイクルを前提に、リサイクルに適さないものについては、焼却をして、熱エネルギーにしていく方向です。
これについては、平成19年度モデル実施して参りたいと考えております。
区分としては、可燃ゴミの中に、プラスチックが入るという状況になるんですね。これは、30年来の分別区分の変更ですから、大きな課題であり、区民の方々にしっかり説明し理解を得ていきたいと思っています。

---板橋区民に向けて、PRメッセージをお願いします!
是非、区民の方にお願いしたいのは、
なるべく、ゴミの量を減らす方向に持って行って頂きたいという事と、
適正に、分別をしていただけると、非常に助かります。
区民の皆様の、ご協力を今後もより一層お願い致します。

---ありがとうございます。

板橋区立リサイクルプラザ



区のリサイクルの拠点として、平成18年1月27日にオープンした施設です。

最新の設備を導入し、カン・ビン類のリサイクルを円滑化を実現させている「処理ゾーン」と資源の有効利用を目指す設備・情報を展示する「プラザゾーン」があります。

早速中に入ってみましょう。



●1F プラザスペース
1階はリサイクル関連の展示や、図書資料が閲覧できるスペースとなっています。
処理ゾーンの見学ツアーの受付も1階で行っております。



●2F 再生品展示コーナー
家庭から提供された家具などを、収集・修繕して低価格で提供しています。
月変わりのオークション形式となっていて、月の最終日曜日が勝負日だそうです。
値札を見てみると

ソファー4500円・ハンガーラック100円・2段ベッド3500円・ 桐ダンス2500円・ロッキングチェア1800円・事務机1500円

むちゃくちゃ安い。



●屋上
屋上では、荒川河川敷を飛び交う野鳥を観察することができます。

また 屋上緑化、太陽光温水器、太陽光発電設備といった対策もされており、環境にやさしい建物となっています。


●処理ゾーン
処理ゾーンは外からであれば、受付なしでも自由に見ることができます。

かごが次から次へと流れていって、それを分別している作業員の方が黙々と作業されておりました。

かなり大規模な設備が導入されていて、回収・分別・再生工場への配送までが流れ作業でできるようになっています。

板橋区のリサイクルの取り組みはかなりしっかりしている印象でした。
さらにごみを減らしていくためにも、私たち一人一人が意識していきたいですね。

リサイクルプラザにもぜひ一度行ってみてください!



◎板橋区資源環境部
清掃リサイクル課

〒173-8501 東京都板橋区板橋2-66-1
TEL  03-3579-2260
FAX  03-3579-2249
EMAIL s-recycle@city.itabashi.tokyo.jp



◎板橋区立リサイクルプラザ

〒174-0041 板橋区舟渡4-16-6
TEL 03-3558-5374
FAX 03-3558-4735

指定管理者 アクティオ株式会社

○開館時間
9:00〜17:00

○休館日
12月29日〜1月3日
(上記正月休み以外は原則として開館していますが、
臨時休館が年に数日ありますので、広報等でご確認下さい。)

○利用料金
・入館料・・・無料
・駐車料金・・・1時間以内100円(以降同様)
・シャワー・ロッカー室利用料・・・1人100円
・多目的室使用料・・・700円〜2900円
※多目的室をご利用の場合、電話にてお申込いただき、申請書を提出して頂きます。
(利用月2ヶ月前の初日から受付開始)



◎ペットボトルキャップ回収運動

ペットボトルキャップをリサイクルする活動も盛んになってきています。
ご興味のある方は、下記の連絡先までお問い合わせください。

○連絡先
映像工房ビデオ・ラボ 代表者 桜井正巳
〒173-0014 板橋区大山東町45-4
Tel03-3962-9800 Fax03-3963-0168
e-mail : vieolabo@ybb.ne.jp

【3つのRの実践】

1 リデュース(Reduce)
ごみになるようなものを作らない、ごみになるようなものは買わないようにしましょう。
・買い物には「マイバッグ」を持って行く
・余分な袋や包装は断る
・本当に必要なものを必要な分だけ買う(余計に買わない)

2 リユース(Reuse)
同じものを何度も使い、最後まで使い切りましょう。
・ものを大切に使う
・ものはきちんと最後まで使い切る
・要らないものを、必要な人ににゆずる

3  リサイクル(Recycle)
資源として活かせるよう、きちんと分別して出しましょう。
・商品を買う時は、再生品を選ぶ