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HOME >> バックナンバー >>[特集] ときわ台ぶらり旅

ときわ台ぶらり旅


ネタが詰まったときの「ぶらり旅」。
今回はときわ台にやってきました。

ときわ台というとイメージはやっぱり「お屋敷街」。
高級なイメージですよね。

さぁ、どんな街が待っているのか。行ってみましょう!


北口のお屋敷街






広い敷地の大きな家が多い。1戸1戸の敷地は広く、50坪は当たり前、100坪、200坪の家が並んでいます。

病院(開業医)が多い。
おしゃれな家が多い。
アパートも景観を損なわないように配慮して建てられている。

習い事の教室がいたるところに・・・。
バレエ教室っていうのはこういうところにあるんですねぇ。

空き地が目立つようになっていますが、空き地の広いこと・・・。さすが常盤台!!

庭木の剪定をしていた庭師の方に話を聞いてみました。
以前はもっと緑が多く、鶯やめじろの鳴き声を良く聞いたそうです。
屋敷の中に竹やぶがある家もあったそうです。

「空き地が増えたけど、庭のある家が多いので仕事は結構ありますよ。」

「この椎木は、たぶんこの街ができたときからあると思うよ。常盤台の移り変わりを見てきたんだね、きっと。」と話してくれました。


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南口前飲食店通り





南口は、駅の改札を出るとすぐに、飲食店が並ぶ狭い通りです。
線路に平行している道の両脇は居酒屋や焼き鳥屋、など飲食店が並んでいます。

北口のお屋敷街とは、全く違った顔を見せてくれます。

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天祖神社



南口出口からほんの1分足らずのところにある神社。

飲食店通りの裏側です。
境内に入ると、街の喧騒が嘘のように静かです。

天祖神社は、旧上板橋村の産土神として古くから祀られている神社。鎌倉時代以前からあったといわれています。

お百度石などもあり、昔の人は色々な願い事をしたのですね。

天祖神社の入り口には、「森の番所」という交番がありました。
なんとこの交番、民間で運営されているそうです。

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魚屋「芝山」さん





常盤台銀座商店街にある魚屋さん。

常盤台にはここ1件しかありません。

ご主人の話だと、板橋区の魚屋はここ数年で半分以下に減ってしまったそうですが、息子さんが跡を継いで頑張っています。

ご主人は、毎朝築地に買出しに出かけて、美味しい魚を仕入れてきます。

スーパーで買うより新鮮で、美味しそうです。値段も安いぐらいです。

この大きな牡蠣が3ヶで300円!
お買い得ですね。

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今回の特集いかがだったでしょうか。

ときわ台は北口と南口ではまったく違った街でしたね。
高級住宅街でありながら、庶民的な部分も多分に残している。

これはなかなか他にない特長ではないでしょうか。

今回は広く浅く見ていきましたが、もっとディープなときわ台も知りたくなった旅でした。


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ときわ台

常盤台の地名は、昭和10年に開業した「武蔵常盤駅」に始まります。
「常盤台」の名前になったのは、昭和11年で、駅前に宅地が造成されて分譲が始まってからです。
名前の由来は、駅の南側の天祖神に「常盤の松」が茂っていたことからといわれています。
現在の駅名「ときわ台」は昭和26年から改称されました。

「東上線の田園調布」
「常盤台のお屋敷街」

昭和6年(今から75年ほど前)に沿線の土地区画整理が始まり、いまのときわ台駅から富士見街道(通称、SB通り)までの間を東武鉄道が買い取り開発が始まりました。
ときわ台駅を中心として放射状に道路を配し、街区間を曲線の道路が交差する計画的な宅地が造成され、
「常盤台のお屋敷街」として有名になりました。

参考文献:
文化財シリーズ第81集「いたばしの地名」