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HOME >> バックナンバー >> [特集]『りんりんGO!走る』
たいやきストリート


○コミュニティバスの導入経緯からお聞かせ下さい。

板橋区内には、区役所周辺のように、都営地下鉄三田線、東武東上線の駅が近く、路線バスも頻繁に走っている地域がある一方、公共交通サービスが十分整っていないため、改善が必要な地域も数多くあります。 
公共交通サービスの水準が低い地域を解消しようと、区では、民間バス会社へ、路線拡充の検討を要請するほか、区民アンケートや、専門家を交えての議論を続けてきました。
そしてこの度、赤塚・四葉・徳丸周辺地域において、コミュニティバスを実験運行することとなりました。

○どうして赤塚・四葉・徳丸周辺地域に決まったのでしょうか?
鉄道駅から半径500メートル、バス停から300メートル、300メートル以内ではあるが便が1時間に1本ぐらいしか通らない地域をコンパスで円を描いてみると、円の中に入らない空白の地域が出てきます。
区内にはそのような地域が7ヶ所ほどあります。
今回の赤塚・徳丸地域もその空白地域なんです。そしてこの地域は、観光・文化施設の集積地でもあるということから、区立美術館周辺を経由し、観光・文化施策の振興も目指していこうという目的から、決定しました。

○運行のルートはどのようになっていますか?
路線は、始発から15時ごろは、反時計回りで、下赤塚駅・赤塚一丁目・赤塚第一中学校・徳丸本町公園入口・おいせ坂上・徳丸五丁目・徳丸西・四葉二丁目(新設)・赤塚高速下(新設)・大門竹の子公園・区立美術館入口(新設)・赤塚庁舎入口(新設)・赤塚六丁目・赤塚健康福祉センター入口(新設)・下赤塚駅
15時頃以降から最終までは、時計回りで運行する循環ルートです。
既存のバスルート下赤03(高島平操車場行き)とは反対廻りで、高島平方面には行きません。
循環バスですから、始発はどこという事は無いのですが、国際興業の志村車庫から一番近い、徳丸五丁目を始発駅としました。
コミュニティバスの目的から、行政サービスに近い場所に新設のバス停もつくりました。
約30分に1本(1周)の割合で運行します。
それ以上になりますと、台数が1台では足りなくなり経費が倍以上かかるようになります。
そういうことも考えて、路線を決定しました。

○料金体系は、どうなっていますか?
通常の路線バスと同じ料金体系です。
アンケートを取ったところ、シルバーパスが使える方が良いという答えが多かったことも、考慮して、シルバーパスが使えること。国際興業に運行をお願いしているので、混乱を避ける為にも国際興業の料金体系に合わせるようにしました。
定期券や回数券、パスモ等も現行と同じように使えます。

○今後のコミュニティバスの導入予定はどうなっていますか?
3年間ほど、実験運行を行いデーターを集めます。
そのデーターを基に、空白地域の公共交通サービス水準の向上を図っていく考えでいます。
空白地域は、道が狭い地域が多いので、バスを走らせるには物理的に不向きな地域もありますので、試験運行の結果が良かったからすぐに導入というわけにも行きません。財政の面などクリアしないといけない問題が多いのも事実です。
3年間の実験運行を行いますが、多くの方に利用していただくことで継続運行が可能になります。まずは、この地域のバスが皆さんに愛され、気軽に利用される“地域の足”として定着していくことを願っています。

○「りんりんGO」の名前は公募で決まりましたが・・・
名前は、1月23日発行の広報いたばし・区ホームページで募集しました。
コミュニティバスの愛称には、335点ものご応募をいただきました。
選考の結果、「区民のみなさんに愛されるコミュニティバスが元気に街を走る様子をイメージできる」として「りんりんGO」に決まりました。

○「りんりんGO」は、どのようなバスですか?
バスの定員は36人で、座席11人、立ち席24人、乗務員1人、のバスです。
乗車料金は、大人210円、子ども110円でシルバーパス所有者は無料です。
車両の正面や側面に愛らしい“りんりんちゃん”がデザインされています。
車内のシートやつり革にも“リンリンちゃん”がいるんですよ。

○最後に区民の方にひと言メッセージをお願いします。
コミュニティバスは地域の皆様に愛されて、育っていくものですので、
地域の方に、コミュニティバスが通って便利になったなあ〜と思っていただけるのが私たちの望みです。
これからどんどん利用していただいて、地域の足として定着して欲しいと願っています。

○ありがとうございました。

○「りんりんGO」に乗ってみました。
3月30日(火)りんりんGO運行開始。午前6時55分 徳丸五丁目バス停が始発です。
5分ほど待っていると、やって来ました「りんりんGO」。
何と、私が一般乗客第1号です。
落ち着いた薄い青を基調としたボディーに、愛くるしい“りんりんちゃん”が・・・
車内に乗り込んでビックリ!
板橋の色“青”を基調とした座席シートにも“りんりんちゃん”が、良く見ると色々なポーズをしています。
つり革にも“りんりんちゃん”です。

急勾配の坂道の多い地域なので、下り坂は前のめりになるんじゃないかと心配していましたが、取り越し苦労でした。
徳丸五丁目から四葉二丁目、首都高速下を通って大門の交差点を区立美術館方面に右折し、区立美術館入口をまた右折して下赤塚駅へ。
下赤塚駅へ向かう通勤の人たちが、物珍しそうに見ていました。
なかには、携帯電話のカメラで写真を撮る人もいました。
今朝は、乗降客が少なかったので、下赤塚駅で時間調整をして、赤塚二中前を通り、徳丸五丁目へ。
約30分の行程でした。
日頃見慣れた風景も、バスの中の高い位置から見ると違った風景になって見えます。
あっという間の30分でした。

多くの人に、乗っていただいて、早く地域の足として定着して欲しいと思いました。








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