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板橋区民まつり


板橋区の秋の最大イベント「区民まつり」
区民祭りの歴史や、どのようにして出来上がっていくのか、楽しみ方などを
板橋区役所産業経済部くらしと観光課事業推進グループ

岩崎孝弘さんにお話をうかがってきました。

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区民すべてが参加できる区全体の区民まつりにしようということで始まりました。
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○今年で36回目の区民まつりですが、区民まつりの歴史からお話をお願いします。
昭和47年から開催されているのですが、手元に残っている資料からですと、
文化・体育・農業・商業・産業を全部ひっくるめた形の、区民すべてが参加できる区全体の区民まつりにしようということで始まりました。

もともとは、区民文化祭と区民体育大会、農業祭、産業祭などを、全体として「区民まつり」と考え、そのオープニングイベント(前夜祭)として開催されたもののようです。
会場も小豆沢公園でした。

今のグリーンホール前の会場に移ってきたのが、昭和52年からです。
昭和50年代後半からは前夜祭の文字が消えているので、そのあたりから区民まつりとして独立したと思われます。
小豆沢から移った理由としては、地の利というのか、小豆沢だと三田線だけになりますが、東上線も三田線も使える利便性を考えてグリーンホール前になりました。

○準備は、いつごろから始めるのですか?
6月の実行委員会で正式決定してから本格的に動き始めます。

○準備期間としてはずいぶん短いですね?
実行委員会にむけて、いろいろな準備をしておかないといけないので、年度始めの4月からはテーマを決めたり、企画やお祭り広場の出演団体の調整をしたり、大体の概略をまとめておきます。
最終的に実行委員会にかけて正式決定するという形です。
7月の初めには検討委員会があり、そこで出店要領等を検討して、7月の末あたりから区民参加の出店・出演の募集を始めます。
8月の花火大会が終わると、出店・出演の締め切りになるので、その調整を始めます。
9月になると、説明会やその他の調整等を行い、そのまま本番へ入っていく感じです。

○結構タイトなスケジュールですね
本番が終わるとすぐに、次回に向けての反省会が行われます。
反省点や改善点を抽出して、必要に応じて各関係団体と来年度に向けての話し合いがもたれます。

○そうすると、本番が終わったらすぐに次回の区民まつりのことを考え始めるということですね。1年中動いている感じになりますね。

そういう意味ではそうなりますね。
具体的な話は4月あたりからですが、実際にそこにもっていくための話は、区民まつりが終わった段階から始まっています。

いい天気になる事を祈っています。(笑い)
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○実行委員会のメンバーはどのような方がいらっしゃるのですか?

区長や観光協会会長、警察、消防、関連団体、町会の方々で構成されています。
やはり大きなお祭りなので、関係する団体の方との意思統一が重要になってきます。

○話は変りますが、区主催の全体のイベントというとどのようなものがありますか?
花火大会、区民まつり、農業まつりですかね。
農業まつりは、赤塚支所のほうで行いますので、こちらでやっているのは、花火大会と区民まつりです。
担当者4人で、花火大会と区民まつりを切り盛りしています。

○出店や参加者の調整も4人メンバーでやっているんですか?
はい、関係団体や板橋区と関係のある地方の団体の調整等も全て行っています。
プログラム等も4人で全て調整しています。

○大変な仕事量ですね?
花火大会と区民まつりを平行して行っている形になりますからね。

○そのなかでも難しいこととなるとどのようなことですか?
おまつりひろばなどは会場が広いので、
少ない人数での参加は寂しいですし、それなりの人数を集めないといけないんですね。
そういう点では出演交渉ですかね。
進んで出演したいという方たちはいいのですが、こちらからお願いする場合は非常に難しいですね。

出店に関しても、調整は難しいです。
会場の広さは限られていますので、どうしても、出店を希望する方すべてに出店していただけないんですよね。

○本番前の準備ですと・・・
電気の関係は1〜2週間前から準備しています。業者さんが毎年一緒だといいのですが、業者さんが変わったりすると、一から説明していかないといけないので大変です。
使うテントの数も半端じゃないですし、まして会場は、前日まで通常に使われているので、前日の午後から一晩かけて組み上げていきます。
風が強いと組み上げられないし、雨は雨で大変ですし。
いい天気になる事を祈っています。(笑い)

交通規制をかけるので警察との連携は重要ですし、消防や地域の方たちとの連携も重要です。
特に消防は都内一体で運用されているので、連絡調整が難しいですね。
会場のメインストリートに緊急車両が入ってきたりして、急いで止めたりしたこともあります。

『見て楽しい・食べて楽しい・参加して楽しい』
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○私も以前の会社で経験があるので大変さは良くわかります。また、後片付けが大変なんですよね。

ごみの量も半端じゃないです。一晩のうちに全て片付けて、翌日清掃を行います。
板橋一中の校庭は翌日生徒のみなさんが使うので、翌日の朝までには、ちゃんと使える状態にしておかなくてはいけないので、翌日早朝からグランドのごみを職員も総出で拾い集めます。
焼きそばのくずなどが落ちているのですが、それを一つ一つ拾い集めていきます。焼きそばの切れ端だけで一人前ぐらいになってしまいます。
もう焼きそばなんか見たくないという感じです。(笑い)

○スタッフとしては何人ぐらいの人が係わっていますか? 
警察・消防・区の職員・警備会社等のスタッフだけで、1000人ぐらい。
お祭りひろばの出演者で6000人、各店舗の人たちを入れると1万人ぐらいの人がスタッフ側として係わっています。
主催者発表では、人出は2日間で45万人です。

○すごい人手ですね。
まつりとしては、盛り上ってうれしいのですが、会場の警備にはかなりの神経を使いますよ。
場所によっては、人・人・人で通れないところも出てきます。

○今年の区民まつりについてお聞かせください。
開催日は、10月20日(土)13:30〜18:00、21日(日)10:00〜16:30 の2日間で行います。
テーマは、『元気なまちナンバーワン ふるさと板橋』です。

○区民まつりの楽しみ方などありましたら教えてください。
『見て楽しい・食べて楽しい・参加して楽しい』です。
おまつりひろばや交流ひろばなどで催しを見て楽しんで、ふるさとひろばの各県人会の食べ物や物産、模擬店の美味しいものなどを食べて楽しんで、今年は参加の応募は締め切っていますが、踊りやステージ、フリーマーケットなどに参加して楽しむ。
いろいろな楽しみ方が出来ると思います。
子どもさんたちも、交流広場で教育科学館の科学実験や動物とのふれあいひろばなど、
歩いて見ると結構遊べるところも多いんですよ。今年は白バイ隊なんかも出ていますし。

○最後に区民の方に一言お願いします。
主催者側としては、安全第一で事故もけがもなく、皆さんに楽しんでいただくのが一番です。
準備のほうも頑張って進めています。
いろいろな楽しみ方のできるおまつりですので、秋の一日を区民まつりで楽しんでください。

○ありがとうございました。


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第36回 板橋区民まつり

【開催日】
10月20日(土)13:30〜18:00、21日(日)10:00〜16:30 の2日間

【会場】
板橋区立グリーンホール(旧産文ホール・栄町36−1)前道路とその周辺

【主催】
板橋区・板橋区観光協会

【テーマ】
『元気なまちナンバーワン ふるさと板橋』

【問合せ】
板橋区役所くらしと観光課内
板橋区観光協会 
電話:3579−2255

【URL】
http://www.city.itabashi.tokyo.jp/
kankou/matsuri/kumin-matsuri.htm